あべのハルカスで竹久夢二を観に行った。
大正期でアールヌーボーの影響を受けた美人画がかというイメージがあったが、実際には本の装丁は秀逸で、絵葉書やポスターの人物画は、今風のヘタウマのイラストレターよりずいぶん才気ばしっているように思う。
閉館の1時間前に行ったので、あんまりよく観れなかった。期間中にもう一度足を運びたい。
作品保護のため、あまり写真を撮れる作品はなかったが、まあ仕方あるまい。
あべのハルカスで竹久夢二を観に行った。
大正期でアールヌーボーの影響を受けた美人画がかというイメージがあったが、実際には本の装丁は秀逸で、絵葉書やポスターの人物画は、今風のヘタウマのイラストレターよりずいぶん才気ばしっているように思う。
閉館の1時間前に行ったので、あんまりよく観れなかった。期間中にもう一度足を運びたい。
作品保護のため、あまり写真を撮れる作品はなかったが、まあ仕方あるまい。
駒場の日本近代文学館で、「三島由紀夫生誕100周年」の展覧会に行ってきた。
10代後半から30代後半にかけて、三島由紀夫の小説や随筆をたくさん読んでいたが、今回は入場料が安い(300円)のもあって、淡々とした展示物群であった。
小説家の展覧会の場合、どうしても自筆の原稿や愛用していたグッズ(今回は盾の会の訓練に参加した時の靴や制服、帽子などが展示されていた)が展示されていたが、映画化された作品もたくさんあるので、それのフィルモグラフィーみたいなのもあれば良かったのに思ったが、今回は「憂国」だけだった。(「潮騒」や「からっ風野郎」、」「午後の曳航」他にもたくさんあるはずだ)
特に豊饒の海の「天人五衰」の最後の「それも心々ですさかい」のセリフを読んで凄い空虚感を覚えたと同時に、三島が最後まで役者として演じきった印象を受けた。
横尾忠則の椿説弓張月のポスターを観ながら、60年代の熱気みたいな片鱗が感じられ、半世紀も前の事なので、大分浄化されていったのか、茶色く退色した原稿用紙を見てそう思った。
ちょっと物足りない感があり、図録も無いとの事で仕方がなかったが(入門本を読めば事足りるが)まあ、アットホームな展覧会だったように思う。
著名?な評論家なのか、学校の先生なのか、誰かわからないがずっと会場で皆に聞こえるような声で(他の人は静かに観ているのに)自説をずっと喋っている人がいて耳障りだった。
館内の職員との会話なのかも知れないが、別室でやればよいと思う。
扇町ミュージアムキューブで、60~70年代のアングラ演劇ポスター展を観に行った。
この頃は幼稚園から高校生の頃で、もう5年ほど早く生まれていたらもう、少しタイムリーな体験ができたかも知れない。
今はもう面影はないが、西武百貨店が協賛しているポスターが多かったのが、懐かしかった。80年代から90年代のバブルがハジケル前において、「不思議大好き」などおしゃれなキャッチコピーというか感性に基づい
たマーケッティングをやっていたが、その萌芽を感じさせる。寺山修司や天井桟敷が好きで、書籍や短編映画も含めて一通りは目を通したと思うが、黒テントに関しては全く不案内でよく分からなかったポスターのデザイナーは重複しているのが分かった。
レプリカポスターが売っていたら欲しいなと思ったが、残念ながら売っていたなかった。
B4サイズ位のポスターの画集を売っていたが、ちょっと物足りないかも