2025年1月16日木曜日

正体 横浜流星 他 

 知り合いのお薦めで、観に行った。

以前、「あきらとアキラ」を観たときに上手い役者さんだなと思っていたが

今回も監督の演出の手腕にもよるが、横浜流星は中々骨太な演技を見せてくれた。

ほとんどテレビを観ないので、TVドラマや芸能界にも興味がないが、この役者さんは将来売れるなと思ったら、NHKの大河ドラマの主人公に抜擢されていた。

元々現実離れしたストーリーであるが、何とかリアリズムな演出で最後まで押し切っている。うまい

元々小説が原作になっている事もあり、サスペンス映画に仕上がっているが、脇役にも巧い役者さんを揃えており、上映時間は長かったが、冗長さも無く一気呵成にクライマックスに突入したと思う。


2025年1月9日木曜日

歌川国芳展

あんまり集中して浮世絵に興味を持った事が無いので、どんなものか興味半分で行ってみたが、中々に面白かった。

ほとんど未知の人だったが、フライヤーの骸骨の絵が気になり、コピーも良かったので、それに釣られて行ったのも有る。
オンラインチケットは、日時の指定は無かったが、実際に行ってみると、入口は入場制限をしていて、15分待ちほどだった(14時過ぎに行ったのも一因)
作品は、A4~B4サイズであまり大きくなく、精緻で構図やデッサン力が巧みなものがたくさんあり、歌舞伎などの役者絵は、写楽などと比べるとやや見劣りするかも知れないが、重い白いモチーフを使っているので、基本的に見飽きないものとなっている
作品が小さいのと、有料の案内のヘッドホンを使っている観客が多いので、作品の前から中々動かないので、館内は渋滞状態だった。
横尾忠則の60年代のシルクスクリーン(天井桟敷のポスターなど)の原型になる作品も沢山あり、160年ほど前の作品群になるが、とても見応えがあった。

猫を多頭飼いしていたそうだが、猫に対するデッサン力には感服する。
江戸時代の和猫ののびのびした生態が感じられて、好ましく思う。