2019年10月28日月曜日

ウィーン・モダン クリムト・シーレ世紀末への道

クリムト尽くしで、今度は国立国際美術館でやっているクリムト展に行く。金曜日の夜に行ったが、もっと混んでいるのかと思ったが、ガラガラだった。(愛知の時とは大違い)
受付周辺
地下に降りていく所
エミーリエ フレーゲの肖像は写真を撮ることが出来ました。
(作品保護の為、薄暗くストロボは使えないのは、やむを得ない)



クリムトは、高校生の頃から好きで、その頃聴いていたグラモフォンのラファエル・クーベリックが指揮していたマーラーが、クリムトの金箔を使った文様の一部を、センス良くジャケットに使っていたので、その頃からだと40年近く経つ。
                          

80年代では、今は無きナビオ美術館や、90年代にはこれも無きセゾン美術館、あと愛知県立にも観に行ったり、エゴン・シーレとセットになっているのを観に行ったりと、7~8年に一回位日本に来ているかなといった感じ。

今回のは、クリムトを観るにはかなり物足りなさを感じてしまう。
なんか、前菜が色々出て期待させるが、いくら展示室を巡ってもメイン・ディッシュが出てこない感じだ。

2019年10月6日日曜日

Vienna-Japan1900

東京で開催されている頃から気になっていた、「クリムト展ウィーンと日本 1900」を愛知県の豊田市美術館まで観に行く。
仕事で良く音羽蒲郡まで行くので、クルマで行こうかと思ったが、久しぶりに電車でのんびり行きたかったので、近鉄やJR、愛知環状鉄道などを乗り継ぐ。乗り換え時間がタイトなものも有ったので、スマホの乗り換え案内のソフトが無かったら、中々たどり着かなかっただろう。
豊田市は大きな街で、丁度前日ラグビーで日本・サモア戦が有ったので、案内図などが残っていた。

初めて行く美術館であるが、恐ろしい事になっていた、チケットを買うのに1時間待ちになっていたのだ。
チケットを買って展示会場に入ってたが、当然黒山の人集り。
ここは勉強家が多いのか、ガイドのイヤフォンを借りるお客さんの比率が高く(3割ぐらい)、有名な作品になると、みんな立ち止まってしまい、展示会場内を何往復もして、空いている時に作品を観るようにした。
久しぶりに「赤子」に対面したが、細かい筆さばきを観ながらこれは未完成のままで終わった作品では無いかなと思った。
クリムトの場合、油彩ではあるがあまり画面に肉厚がなく、さらっと仕上げた状態になっている。感覚的な作風に見えて、実はかなり計算高く
効果を狙った作品が多いように思う。
トリエンナーレの作品も見ておきたかったが、19時から大阪で用事が有ったのと、精神的に疲れたのでやめた。世間を賑わせている愛知県立美術館のトリエンナーレとは中身が違う。